あなたの周りにいる"嫌がらせ"をする上司。嫌がらせを受けている方としてはたまったものではありません。今回はそんな嫌がらせをする上司の心理状態と対処方法についてご紹介します。
嫌がらせをする上司は一体どのような心理状況なのでしょうか?
他人の不幸を喜ぶ脳
嫌がらせの目的って一体何なのでしょうか?ストレートに言ってしまうと、嫌がらせの目的はあなたの不幸です。嫌がらせをする上司はあなたに不幸になって欲しいのです。
ただ、理解しておかなければいけないのは「他人の不幸を喜ぶ」という感情は誰にでもあるということ。
脳科学的に、他人の不幸を見る時に"美味しいものを食べた時"や"お金などの報酬を得た時"に反応する同じ脳の部分が活発に活動するということが証明されています。
そして特に妬みを抱いている相手が不幸になる時は、その喜びの感情は大きくなるそうです。参考↓「なぜ他人の不幸は蜜の味なのか」
〜ポイント〜
○「脳」的には他人の不幸を喜ぶ仕組みになっている。
○妬みを抱いている相手が不幸になるほどその喜びは強い。
あなたに嫌がらせをする上司はあなたに嫌がらせをしてあなたが不幸になることに喜びを感じています。
そしてあなたに対してのみ嫌がらせをするという場合は、その上司はあなたに対して何らかの妬みを抱いているのかもしれません。
あなた自身も同じ感情を持っている
他人の不幸を喜ぶというのは人間として当たり前の感情で、あなた自身も同じ感情を持っています。一般的に幸福なニュースよりも不幸なニュースの方が視聴率を取れるというのもそのためです。
何が言いたいかと言うと、今あなたの身近にいる嫌がらせをする上司だけが特別という訳ではなく、おそらくどこに行っても、環境を変えたとしてもどこにでもそのような人はいるということです。
嫌がらせをする上司への対処方法
ではそのような上司に対してどのように対処していけば良いのでしょうか?幾つか対処方法をご紹介したいと思います。
○不安定なものに焦点を当てない
あなたの関心や注目を不安定なものに設定しないようにしましょう。具体的に、あなたの上司に焦点をあてることは避けましょう。"人"は基本的に不安定ですから、もし上司に焦点を当てているとしたら、上司を喜ばせるためにどんなにあなたが頑張っていてもその日の上司の機嫌一つでこちらの頑張りも台無しになってしまいます。"上司の機嫌を取ること"に焦点を当てているとしたら、それは不安定なものに焦点を当てているということになります。
○コントロール可能なものに焦点を当てる
あなたがコントロールできることに焦点を当てましょう。
<コントロール不可能>
・周囲からの評価
・人間関係
・突発的な出来事
<コントロール可能>
・自分の評価
・人間関係を良くするためのあなたの行動
・人間関係について書籍から学ぶ
・突発的な出来事に対するあなたの反応
つまり自分発信のものは全てコントロール可能で、逆に他人発信のものは(極端に言うと)全てコントロール不可能ということになります。
<対処方法としての結論>
あなたの上司の嫌がらせをコントロールすることはできません。しかしその嫌がらせにどう対応するかは選ぶことができます。その嫌がらせをプラスの力に変えることも可能です。コントロール可能なことに対しての目標を設定しましょう。
・人間関係についての書籍を○冊読む
・自分から元気に挨拶をする
・自分から感謝を伝える
・自分から手伝いを買って出る
・自分のデスクはいつもきれいに保つ
小さなことの積み重ねがあなた自身に変化を起こし、また違った景色が見えてくるはず。
<こちらもオススメ>