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嫉妬深い上司の心理と対処方法【保存版】

あなたの会社にはやたらとあなたに嫉妬する上司がいるかもしれません。あなたが活躍している時、評価されている時、あなたに嫉妬しあなたの出世をどうにかして阻止しようとする、そんな嫉妬深い上司についてのお話。

 

今日はそんな嫉妬深い上司がどういった心理状態なのか。またどう対処し付き合っていったら良いのか、6つの対処方法をご紹介します。

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嫉妬する心理

嫉妬という感情は何も会社の中だけにあるわけではありません。嫉妬という感情は実は赤ちゃんの頃から既に存在しているんです。「赤ちゃん返り」なんていう言葉がいい例です。あれは正にお兄ちゃん、お姉ちゃんの嫉妬です。

嫉妬とは結局「評価されている他人が羨ましい」「自分も評価されたい、愛されたい」という感情です。これはマズローの欲求の段階説にも登場します。マズローは人間の欲求を五段階に分け、下から「生理的欲求」「安全の欲求」「社会欲求と愛の欲求」「承認の欲求」「自己実現の欲求」と名づけました。

マズローは、人間は根源的な欲求が満たされるほど、さらに高度な欲求を求めるようになると述べています。「食べる」「眠る」といった生理的欲求が満たされれば、つぎに「安全」を求めるようになります。それらが満たされると、「他人と親しくなりたい」「他人に愛されたい」といった欲求が生まれる。さらに「人から褒められたい」という欲求が生まれ、それが満たされると今度は、「自分の中の可能性を実現したい」といった欲求が生まれていきます。つまり、根源的な欲求が満たされなければ、より上の段階の欲求は求めないのです。

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「嫉妬」という感情はマズローの欲求の五段階の「社会欲求と愛の欲求」「承認の欲求」の段階です。つまり他人から愛されたい、認められたい。評価されたいという欲求です。

一先づ頭に入れておきたいのは、上司があなたに嫉妬するのは人間として当たり前の欲求だということ。そしてその欲求は誰でも持っており、あなたもその欲求を持っているということ。

ではそんな嫉妬上司への対処方法をこれから紹介していきたいと思います。

上司を変えようとしない

まずは、上司を変えようとしないことです。嫉妬深い上司を理想の上司に変えようとするのは止めましょう。上司へのごますりや上司ととにかく仲良くなってみようとする行為も結局「上司を変えようとしている」行為なのです。あなたの目標が上司を変えようというものであれば、それは目的自体を変える必要があります。

変えるべきは自分

実は嫉妬する上司に困っている人の大半は、その人自身も上司と同じ先ほどのマズローの欲求の五段階でいう「社会欲求と愛の欲求」「承認の欲求」の段階にいます。あなたも認められたいという欲求の段階に入っているのです。だからあなたがせっかく評価され、認められようとしているのを邪魔する上司に対し「嫉妬する上司」というレッテルを貼っているわけです。

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自己実現の欲求への扉

人間関係に於いて問題を感じている時、多くの場合は問題と感じている相手と自分が同じステージにいます。解決策への近道は、自分が次のステージへと上がることです。つまり自分が「自己実現の欲求」のステージに行けばいいのです。

先ほど説明したように、マズローの欲求はピラミッドのようになっており、下層の欲求が満たされると更に上の欲求を満たしたくなる、という理論です。つまりあなたが自己実現の欲求のステージに行くためには、「社会欲求と愛の欲求」「承認の欲求」が満たされていなくてはなりません。

次のステージに上がるためのアイディア

まず簡単に承認欲求を満たすためのアイディアをご紹介します。承認欲求は、大雑把に言うと2つのタイプがあります。ひとつは他人から認められたいという欲求、もうひとつは自分が自分の理想とする自分であると思いたいという欲求です。前者を他者承認と呼び、後者を自己承認と呼びます。

他者承認は、結果で評価されることが多いため、能力や才能の差が如実に現れてしまいがちです。一方で自己承認は、結果を承認することももちろん可能ですが、他者承認では得られにくい、プロセスの承認をすることができます。

コントロール可能な自己承認に焦点を当てる

他者承認はタイミングや様々な要素が絡んでいるためコントロールすることは難しいですが、自己承認であればほぼ100%コントロール可能です。出勤前、出勤時にその日すべきことのTODOリストを作成しましょう。達成するたびにそのリストをチェックする、その作業こそが自己承認の作業なのです。目標を立てそれを達成する。大きすぎる目標ではなく必ず達成可能なものの方が良いためTODOリストを使用することをお勧めします。

どんな小さなことでも良いです。例えば・・・

□元気に挨拶をする。

□パソコンのデスクトップを整理する。

□自分の机を綺麗にする。

そしてそのTODOリストの最後には「他人のためのTODO」を一つ加えましょう。重要なことは絶対に見返りを求めないことです。

例えば・・・

□鈴木さんに手伝いを申し出る。

□鈴木さんをランチに誘う。

など。見返りを求めないでこの「他人のためのTODO」を行っていると、10回に一回くらい感謝されるんです。

その感謝こそがあなたの承認欲求を満たしてくれます。自己承認だけでなく他人からの承認を受けられるわけです。もちろん感謝されるかされないかは相手次第ですので、見返りは特に期待せずに淡々とTODOリストに他人のためのものを毎日追加し実行していきましょう。 

 

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